日本時間2023年3月29日にWordPress 6.2がメジャーリリースとして配信されました。
OPENCAGEのテーマでは、このバージョンでの動作を検証済みですが、アップデートに伴い変更された項目、または追加された機能があります。
ここでは、テーマ(主にSTORK19)を使う上で関わりがありそうな項目を紹介しますので、参考にしていただければと思います。
WordPress 6.2の動作環境
先ずは、WordPress6.2の動作環境を確認しておきましょう。
WordPress 6.2の新機能
ブロックテーマ向けのアップデートも含まれますが、ここではクラシックテーマ(ブロックエディタ)に関する変更点についてピックアップしてご紹介します。
ブロック設定パネル(設定とスタイル)はタブで切り替える形式に
各ブロックの「設定(Settings)」と「スタイル(Styles)」はタブに分割されて、切り替えて表示するようになりました。
これにより、機能に関する設定とデザインに関する設定の切り分けがわかり易くなっています。
スタイルのコピーと貼り付け
ブロックの「スタイルをコピー」「スタイルを貼り付け」ができるようになりました。
同じブロックでその都度スタイルを設定しなくて済むので効率的です。
スタイルにはCSSが含まれるため、異なる種類のブロックのスタイルを貼り付けると、表示崩れとなる場合もあるため注意が必要です。
画像ブロックのキャプションの入力方法が変更された
こでまで、画像ブロックの下部にはデフォルトでキャプション入力欄が表示されていましたが、ブロックツールバーの「キャプションを追加」から表示するようになりました。
事前にメディア編集画面でキャプションを入力している場合は最初から表示されます。
ブロックインサーターにメディアタブが追加された
ブロックインサーター(ブロック挿入ツール)に「メディア」タブが追加され、ここからメディアライブラリの画像を挿入できるようになりました。
再利用ブロックの挿入(再利用可能タブ)は、アイコン表示に変更されています。
ページ詳細(文書の概要など)がドキュメント概観に集約
ページ内容(文字数、単語数、所要時間)や見出し構成などの概要が「ドキュメント概観」の「アウトライン」タブに移動しました。
集中執筆モード
設定パネルやツールバーを非表示にして、執筆に集中し易い画面に切り替えることができます。
画面上部にカーソルを合わせるとツールバーが表示されます。
アップデート後に不具合が起きたら…
WordPress本体のアップデート後に起こる不具合については、PHPバージョンが古いなど様々な原因が考えられます。
ただ、編集画面(エディタ)などで起こる表示不具合については、ブラウザキャッシュによる影響であるケースが多いです。
このような場合、先ずは使用ブラウザのキャッシュを削除して再読み込みを試しましょう。
また、プラグインが原因(最新バージョンに対応していない)である可能性もありますので、
ブラウザキャッシュの削除で不具合が解消しない場合は、一つごとにプラグインを無効化しての確認も行ってみてください。
以上、WordPress 6.2の変更点についてのご案内でした。
STORK19の独自ブロック(STORK19 BLOCKS)では、下記の一部ブロックについては、設定とスタイルがタブで分割されるようになっています。