OPENCAGEでは、テーマと併用してSEOプラグインの導入を推奨しています。
WordPressのSEOプラグインといえば「All in One SEO」または「Yoast SEO」が有名ですが、高機能が故に設定が複雑というデメリットもあります。
また、これらのプラグインは中級者や上級者の使用も想定して開発されているため、必要な設定だけを行いたいユーザーにとっては、やや持て余してしまう感もあります。
今回ご紹介する「SEO SIMPLE PACK」は、余計な機能はなく必要十分の基本的な設定ができる、ちょうど良いプラグインです。
SEO SIMPLE PACKは、WordPressテーマ「SWELL」の開発元様により公開されていますが、STORK19や他のテーマとの併用が可能です。
もくじ
プラグインのインストールと有効化
- 管理画面の【プラグイン > 新規追加】を開き「SEO SIMPLE PACK」を検索
- SEO SIMPLE PACKをインストール&有効化
![SEO SIMPLE PACKを有効化](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/09/b512fe51f614f6ea65eec23c3e07ddc2-1024x650.png)
※wordpress.orgからダウンロードしたデータをアップロードしてインストールすることもできます。
設定構成もシンプルなので、各項目についてサクッと紹介していきます。
SEO SIMPLE PACK[一般設定]
管理画面の【SEO PACK > 一般設定】から、SEO全般の基本的な設定を行います。
基本設定
主にフロントページに関する設定を行います。フロントページのタイトルタグやディスクリプション、キーワードを設定できます。
![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/027ae7079e267ff1f652ccfe192ed88b-1024x1024.png)
「サイトのタイトル」と「サイトのキャッチフレーズ」には、管理画面の【設定 > 一般設定】で入力しているものが反映されます。
検索エンジンでは、Webページの内容を表すために、タイトルタグやデスクリプション(説明文)などの要素が使用されます。
![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/6e49bc85f550ea3e7458214f57fd2f67-1024x221.png)
特殊ページ設定
検索結果ページや404ページのタイトルタグを変更できます。
![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/e5bc3cf7b42286461a395c7c4cef28f4-1024x448.png)
Feed pageをインデックスさせない
Feedページは、RSSフィードに更新情報を伝えるためのXML形式のページです。サイトページとしてインデックスさせる必要はないので「はい」を選択しましょう。
この機能を使うことで、feedページのHTTPヘッダーにX-Robots-Tag: noindex, follow
を追加することができます。
投稿・固定ページに関する設定
[投稿ページ]タブでは、投稿と固定ページに関するSEO設定を行います。![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/562312af462d527f01e4c890c08b0cfb-1024x584.png)
「投稿(固定ページ)をインデックスさせない」を「はい」にすることで、全ての投稿や固定ページを検索結果に表示しないように指示できます。(noindex設定)
カテゴリー・タグページに関する設定
[タクソノミーアーカイブ]タブでは、カテゴリーとタグページに関するSEO設定を行います。![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/d69cf0165d6cf4f9183ff01f7c592ce5-1024x584.png)
「カテゴリー(タグ)のアーカイブページをインデックスさせない」を「はい」にすることで、カテゴリーページやタグページを検索結果に表示しないように指示できます。(noindex設定)
アーカイブページに関する設定
[その他アーカイブ]タブでは、著者のアーカイブページや日付のアーカイブページなどのSEO設定を行います。![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/8a800c487af923c4f14dcc794c6f537f-1024x696.png)
それぞれ特に重要なコンテンツではないようであれば「アーカイブページをインデックスさせない」は「はい」のままで良いと思います。
Googleアナリティクスの設定
[Googleアナリティクス]タブでは、Googleアナリティクスのトラッキングコードを設定することができます。「トラッキングID」または「測定ID」を入力することで設定できます。![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/4e7fe0aba370227063eeb35121d70fd6-1024x392.png)
Googleアナリティクスについては、テーマ側で設定できる場合もあります。テーマとプラグインの両方で設定すると、コードが重複するのでご注意ください。
※STORK19はテーマカスタマイザー内に設定項目があります。
ウェブマスターツールの設定
[ウェブマスターツール]タブでは、各種ウェブマスターツールとの紐付け設定ができます。Googleサーチコンソールなどで取得した認証コードを貼り付けます。![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/eda52da458916e829947cfbd113d92f5-1024x704.png)
SEO SIMPLE PACK[OGP設定]
管理画面の【SEO PACK > OGP設定】から、FacebookやTwitterなどのSNSでシェアした際に、サイトページの情報を伝えるための設定を行います。
OGPタグの基本設定
[基本設定]タブでは、OGPタグ(meta property)の設定を行います。![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/8c9d80446b97425ead3b218253315e78-1024x512.png)
「“og:image”の画像」は、サイトがSNSでシェアされた際に表示される画像になります。
Facebookの設定
[Facebook]タブでは、Facebook用のmetaタグを設定できます。![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/89c1c362dcf316f2880030182a9551b0-1024x564.png)
Twitterの設定
[Twitter]タブでは、Twitter用のmetaタグを設定できます。![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/42ce9267d3b792041a778a978947fd7d-1024x472.png)
「Twitter用のメタタグを使用する」で「はい」にすることで、Twitterカードを表示できます。
投稿・固定ページごとの個別設定
投稿(固定ページ)の編集画面下部の「SEO SIMPLE PACK 設定」のパネルから、各投稿や固定ページごとの設定を行うことができます。
![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/533f72c1193f5e9207c0d47b35f4035b-1024x774.png)
「このページの”robots”タグ」で投稿(固定ページ)ごとのnoindexやnofollowを設定できます。
カテゴリー・タグページごとの個別設定
カテゴリー(タグ)の編集画面下部の「SEO SIMPLE PACK 設定」から、各カテゴリーやタグページごとのSEO設定を行うことができます。
![](https://open-cage.com/wp-content/uploads/2022/10/a9353d1b5543b4f497e7c209344b5dcc-1024x432.png)
「このページの”robots”タグ」でカテゴリー(タグ)ごとのnoindexやnofollowを設定できます。
まとめ
All in One SEOやYoast SEOは優れた機能を持つプラグインですが、SEO SIMPLE PACKの方が設定が簡単で、初心者にも扱いやすいSEOプラグインです。
もちろん、基本的なSEO設定、OGP設定などの必要な設定はしっかりできるので、ほとんどのサイトは、SEO SIMPLE PACKの機能で事足りると思います。
以上、シンプルで使いやすいSEOプラグイン「SEO SIMPLE PACK」のご紹介でした。
基本的なSEO設定であれば、よりシンプルなプラグインがおすすめです。